弟の挨拶 | 遠くへ嫁いだ妻達へ

弟の挨拶

こんにちわ。ずいぶん、更新せずの状況が続いてしまいました。

前にお話したとおり、25日は弟の結婚式のため、実家に早めに帰省し、友達と会ったりして元気をもらってきたところです。


25日までは、何かと気ぜわしく、(別にちゅうたろうが結婚するわけじゃないんだけど(笑))、何かすごい疲れたんだけど、弟の式はほんとに我が身内ながらとても感動でした。


結婚式は、福岡市内のシーホークでやったんだけど、今年!?(かな)JALが経営に乗り出し、更にサービスが向上したって感じで、とてもよかったですよ。

さすが、日航!。


25日は、大安。しかも、ジューンブライド達が6月最後に滑り込み、何とその日だけで、聞いたところによると、21組の結婚式が行われたとか・・・

弟は、夕方最後の式だったので、押し出し押し出し形式にはならずにすんだけど、もう、ほんとに、午前中から午後にかけては、ホテル内は、戦場って感じでした。


挙式は、ホテル内のチャペルで行われました。

ホテル内に、大きなアトリウムがあって、緑とガラス越しにそそぐ太陽の光の中での挙式です。

緑に、ウエディングドレスの白がとっても映えて、ほんとにきれいだったあ・・・

お嫁さんもすらりと背が高くて、とってもきれいな人だし。

ほんとに素敵でした。


そして、そして、何より感激したのが、弟の挨拶でした。

披露宴が始まる前に、挙式を挙げた報告と、「ささやかではありますが、楽しんでいってください」っていう意味のコメントをまず、みんなの前で大きな声で言いました。

大体、新郎の挨拶は、披露宴の最後にすることが多いのですが、弟は、最初と最後の2回やりました。


最初にこうしてあいさつすることは、考えてみれば、普通のことなのかもしれませんよね。

大勢のみなさんにきてもらっている訳だし、こうして、最初にあいさつをすることは大事なことだなあって思いました。


そして、最後のあいさつ。

これは、ほんとに素敵なあいさつでした。

まず、列席者の皆さんに感謝の意を述べた後、彼はこう言いました。


「明日から、私達は、新婚生活が始まる訳ですが、ご存じのとおり、○○○(奥さんの名前)は、この地は初めてです。気丈には振る舞っていますが、心の中は、不安や寂しさ、そしてつらさでいっぱいだと思います。

しかし、私は、最大限の愛情で○○○を一生守り、幸せにすることをここに約束します。ここで誓わさせていただきます。」


最後に彼はこうも言いました。



「私は、30年間、生きてきましたが、親への反発、照れくささから、今まで一度も両親に対して感謝の気持ちを述べたことがありませんでした。最後になりますが、この場を借りて、両親に対して感謝の気持ちを述べたいと思います。お父さん、お母さん、今まで、育ててくれてほんとにありがとう。もう、そんなに若くはないんだし、体には十分気をつけて、いつまでもいつまでも、私達の見本となる夫婦でいてください。ほんとに今までありがとう・・・」

姉ながら、弟の成長と優しさを感じた瞬間でした。

小さい頃は、喧嘩をしたり、遊んだり・・・

年をとるにつれて、昔のようには話もしなくなったけれど、大人になったんだなあって(当たり前だけどね)


弟自慢をする訳ではないけど、遠妻である奥さんを気遣ったり、お嫁さんならよくあるケースだけど、新郎が両親に対して気持ちをストレートに表現するっていうことは、なかなか少ないんじゃないかなあって思います。「最大限の愛情」とか、そう言う表現は、ともすれば、歯が浮いた台詞なのかもしれませんが、みんなの前で、そう断言できるって、身内であることは抜きにして、ほんとに素敵なことではないでしょうか。


きっと遠く九州に嫁いできたお嫁さんも彼となら大丈夫でしょう。

こうした彼であるからこそ、遠く嫁ぐ決心がついたのかもしれませんね。

そして、お嫁さんのお父さん、お母さんも、このコメントを聞いて、きっと、安心されていると思います。



我が身内ながら、心が洗われた一日でした。


みなさんのお式の最後の挨拶はどんな感じでしたか?